プラットフォームは、Mac OSシステムでWineを使用してインストール及び使用することができます。WineはUnix系のオペレーティングシステム上でのMicrosoft Windows用に設計されたアプリケーションの実行を目的とした無償のオープンソースソフトウェアアプリケーションです。WineにはMac OS向けのものがあります。
Wineは完全に安定的なアプリケーションではないことには注意が必要です。起動されたアプリケーションの一部の機能が正しく動作しない、またはアプリケーションがまったく動作しない可能性があります。 |
Mac OSへのインストールについては、無償アプリケーションPlayOnMacの使用が推奨されます。PlayOnMacはWindowsアプリケーションをMac OSに簡単にインストールするためのWineベースのソフトウェアです。
PlayOnMacをインストールするには、プロダクトの公式ウェブサイトを開き、「ダウンロード」セクションに移動して最新バージョンダウンロードへのリンクをクリックします。
DMGパッケージをダウンロードして、お使いのシステムの「ダウンロード」セクションから起動します。
PlayOnMac最初の起動ウィンドウが表示されます。「次へ」をクリックすると、インストーラがチェックを開始し作業に必要なコンポーネントをインストールします。
最初に必要なコンポーネントはXQuartzです。これはMac OSでX Windowシステムを使用するためのソフトウェアです。 X WindowシステムはUnixのようなOSのグラフィックユーザーインターフェースを構築するための標準ツールとプロトコルを提供します。
XQuartzがすでにインストールされている場合または後にインストールしたい場合は、「XQuartzをあとでインストールする」または「自分でダウンロード済み」をそれぞれ選択します。
XQuartzのインストールは複数ステップで行われます。まず、重要な情報(リードミー)を読み、ライセンス使用条件に同意します。
インストールの前に Mac OSセキュリティシステムがアカウントのパスワードを入力するようたずねます。
インストールが完了するまで待ちます。変更が有効になるようPCを再起動します。
システムを再起動したら、「ダウンロード」フォルダのセットアップファイルから再びPlayOnMacを起動します。最初の起動ウィンドウが再び表示されます。今回はインストーラは正しい処理に必要なMS Windowsのフォントをインストールするように提案します。
ライセンス許諾条件に同意し、インストールが完了するまで待ちます。その後、PlayOnMacは使用準備完了です。
Winev.1.4は PlayOnMacと共にインストールされます。Wine1.4.1は現時点で最新の安定バージョンです。Wine1.5.21をダウンロードすることもできます。これには多くの改良が施されていますが、やや安定性に欠けます。Wineの最新バージョンをインストールすることが推奨されます。
Wineを最新バージョンに更新するには PlayOnMacの上のメニューを開き、「ManageWineVersions(Wineのバージョン管理)」を選択します。
インストール用Wineバージョン情報を持つウィンドウが開きます。最新バージョン(現時点では1.5.21)を選択します。
最新のWineバージョンを右側のウィンドウに移動します。インストールが開始されます。
インストールが完了したら、PlayOnMacのWineバージョン管理ウィンドウの左側にWineの新バージョンが表示されます。それからウィンドウを閉じ、プラットフォームをインストールします。
プラットフォームをインストールするにはインストーラ—の「mt5setup.exe」をダウンロードします。ダウンロードが完了したら、セットアップファイルを実行します。PlayOnMacは自動的にそれを開きます。
標準インストール手順の全ステップが開始されます。
インストールが完了すると、PlayOnMacはプラットフォームコンポーネント(プラットフォーム自体とMetaEditor 及び MetaTester)向けのショートカットを作成するよう提案します。
必要なショートカットを作成したら、プラットフォームの使用を開始できます。PlayOnMacウィンドウでダブルクリックして起動します。
すでに述べたようにWineは完全に安定的なアプリケーションではありません。このためプラットフォームの一部機能は不適切な動作をする可能性があります。現時点では次のような問題が発見されています。
上記の問題を除き、Mac OSでプラットフォームの機能を全て楽しむことができます。
PlayOnMacはインストールされる各プログラムにとって必要な環境を持つ仮想理論ドライブを個別に作成します。以下がインストールされるプラットフォームのデータフォルダのデフォルトパスです。
Library\PlayOnMac\WinePrefix\Client_Terminal_\Drive C\Program Files\Client Terminal |