iPhone/iPad版MetaTrader 5のヘルプチャート指標オシレータ―相対活力指数(Relative Vigor Index)

相対活力指数(Relative Vigor Index)

Relative Vigor Index(相対活力指数)の主なポイントは、ブル相場においては一般的に終値が始値よりも高いということです。ベア相場にも同様のことが当てはまります。そのため、RVIの背景となる考え方は、変化の力・エネルギーは価格が終値に近づく場所によって確立されていることです。日々のトレードにおいては、日中の価格の上下幅で価格変化を割ります。より計算をしやすくするためには、単純移動平均線を使います。10が最適な期間とされています。曖昧さを避けるために、RVIの左右対称に4加重移動平均線のシグナル線を引く必要があります。ラインが同時に発生したら、買いか売りのシグナルです。

相対活力指数(Relative Vigor Index)

計算:

RVIの計算はストキャスティクスと同様です。RVIは終値を始値と比較するのに対して、ストキャスティクスでは安値が使われます。指標は1日や1時間などの期間の実際の価格変化に等しい値として計算され、その期間の価格変化の最大値に正規化されます。

RVI= (CLOSE - OPEN) / (HIGH - LOW)

ここで

OPEN — 始値、
HIGH — 高値、
LOW — 安値、
CLOSE — 終値です。

RVIは一般的に2本の線で描かれます。

1. 1本目の線はRVIそのものです。しかし始値と終値の差や高値と安値の差の変わりとして、4対称加重移動平均線が利用されます。つまり、4 対称加重移動平均線を計算します。

MovAverage = (CLOSE-OPEN) +2* (CLOSE-1 - OPEN-1) +2* (CLOSE-2 - OPEN-2) + (CLOSE-3 - OPEN-3)

ここで

CLOSE — 終値、
CLOSE-1, CLOSE-2, CLOSE-3 —1、2、3期間前の終値、
OPEN — 始値、
OPEN-1, OPEN-2, OPEN-3 —1、2、3本前の始値です。

次に4対称加重移動平均線を計算します。

RangeAverage = (HIGH-LOW) +2x (HIGH-1 - LOW-1) +2x (HIGH-2 - LOW-2) + (HIGH-3 - LOW-3),

ここで

HIGH — 直近の足の高値、
HIGH、HIGH-2、HIGH-3 —1、2、3本前の高値、
LOW — 直近の足の安値、
LOW-1、LOW-2、LOW-3 —1、2、3本前の安値です。

そして、移動平均の合計を1時間や1日で4期間算出します。

rvi_formula

2. 2本目の線は、1本目の線の4対称加重移動平均線です。:

RVIsignal = (RVIaverage +2* RVIaverage-1 +2* RVIaverage-2 + RVIaverage-3)/6