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テストの可視化

取引プラットフォームのストラテジーテスターでは、エキスパートアドバイザーと指標をビジュアルモードにすることができます。このモードでは、バックテスト中にエキスパートアドバイザーが取引操作をどのように行うかを正確に可視化することができます。金融製品の取引はチャートに表示されます。ビジュアルテストモードでは指標の操作は履歴データを使用してテストできます。この機能の使用によって、マーケットからダウンロードした指標のデモバージョンの動作は簡単にテストすることができます。

スタート

ビジュアルテストを開始するには下記をします。

  • ストラテジーテスター設定で「ビジュアルモード」オプションを有効にします。指標テストが選択されると、可視化は自動的に有効にされます。
  • ビジュアルモードはテストモードのみで有効なので最適化モードは無効化されるべきです。
  • ローカルエージェントがテストに使用されるようご確認ください。遠隔エージェントがテストに選択されている場合は コンテクストメニューの「選択選択」コマンドを使用します。

上記の条件がすべてそろっている場合は、「スタート」ボタンをクリックすると可視化ウィンドウが空きます。

テストプロセスの表示

テストビジュアライザは、別のウィンドウで実行されます。

テストの可視化

テストプロセスについての情報は、いくつかの形式で提供されています。

  • 価格チャートには取引操作が表示されます。
  • 気配値表示にはテスト中に生成された価格が表示されます。
  • データウィンドウではチャート上で選択されたポイントの情報を表示できます。
  • 多機能のツールボックスウィンドウはテスト中にエキスパートアドバイザーによって実行された操作とビジュアライザーのログを表示します。

チャート

チャートは、テストプロセスの可視化の主要な手段であります。それはプラットフォームの古典的なチャートと似ていますがいくつかの特別の機能があります。

  • チャートはテスト中に生成された価格データに基づいています。
  • テスト中にエキスパートアドバイザーによって実行された操作はすべてチャートに表示されます。取引操作は「買いサイン」と「売りサイン」 オブジェクトを利用して表示されます。
  • 基本的なチャート設定(タイプ、グリッド、スケール)のみがご利用いただけます。
  • チャートモードで使用可能な銘柄の一覧は、メインのテスト銘柄とそのデータがエキスパートアドバイザーで使用されている銘柄に制限されています。
  • 時間足設定は変更できません。設定で選択された期間がメインテストチャートで使用されます。他の銘柄にはエキスパートアドバイザーによってリクエストされた期間が使用されます。
  • 銘柄間の切り替えには「表示—チャート」メニューを使用します。
  • チャートを使用すると、例えばマーケットからダウンロードされた指標のデモ版をテストするときなどに過去のデータに基づいて指標の動作を表示することができます。

チャート

定型チャートの使用

定型チャートを使用するとチャートの外観を変更したり指標やグラフイカルオブジェクトを表示することができます。適応するには、定形チャートはテストされたエキスパートアドバイザーと同名でなければありません。定形チャートは取引プラットフォームの/profiles/templates フォルダーに位置しなければなりません。

気配値表示

気配値表示にはテスト中に生成された価格が表示されます。これは取引プラットフォームの気配値表示と似ていますが、特別な機能がいくつかあります。このウィンドウを表示非表示にするには、「表示」メニューの「気配値表示」コマンドを使用するか Ctrl+Mを押します。

「銘柄」タブには、金融製品の現在の価格情報が提供されています。表示される銘柄はメインなテスト銘柄とそのデータがエキスパートアドバイザーで使用されている銘柄に制限されています。

ウィンドウヘッダーは、テストの現在の時刻が含まれています。

気配値表示

「ティック」タブは生成された価格のチャートを含みます。表示されるティック数は64000に制限されています。

データウィンドウ

このウィンドウは、価格(OHLC)、バーの日付と時刻、スプレッド、ボリュームや指標に関する情報を表示するために使用されます。こちらからはすばやくチャートの選択時点での特定のバーと適用された指標についての情報を見つけることができます。このウィンドウは「表示」メニューの「データウィンドウ」をクリックするか Ctrl+Dを押して有効/無効にできます。

データウィンドウ

ウィンドウの上部には、金融製品とチャートの期間の名前が含まれています。チャート上の現在のカーソル位置に関する情報が下に表示されます。指標の情報は別のブロックで表示される別のサブウィンドウで表示されます。

ツールボックス

ツールボックスは、テスト中のエキスパートアドバイザーの取引アクティビティーやテストエージェントの操作ログを表示できる多機能ウィンドウです。このウィンドウを表示非表示にするには、「表示」メニューの「ツールボックス」コマンドを使用するか Ctrl+Tを押します。

ツールボックスウィンドウには複数のタブがあります。

  • トレード — 現在のポジションと未決注文。
  • 履歴 — 約定履歴と注文履歴。
  • 操作 — エキスパートアドバイザーにリクエストされた取引操作のリスト。
  • ジャーナル — テストエージェントの操作ログ。

トレード

「トレード」タブは取引口座、ポジションと出された未決注文の現在状況についての情報を含みます。ポジションは任意のフィールドによってソートされます。そのためには、名前にクリックします。

取引

ポジション

ポジションは次のフィールドを持った表に示されます。

  • シンボル — ポジションの金融製品。
  • 時間 — ポジションの開いた時刻。記録は YYYY.MM.DD HH:MM (年.月.日 時間:分)で示されます。
  • 種別 — ポジションタイプ。「買」はロングで「売」はショート。
  • 数量 — 取引操作の数量(ロットまたはユニット)。
  • 価格 — ポジションのオープンにつながった約定価格。ポジションが複数の取引の実行結果である場合は、このフィールドにはそれらの加重平均価格が表示されます(約定価格1* 取引量1+ ... + 約定価格 N * 取引量 N) / (取引量1+ ... + 取引量 N)。このフィールド内の文字数は、銘柄価格の文字数と3つの追加文字によって決定されます。
  • S/L(ストップロス) — 現在ポジションの決済逆指値。この注文が出されなかった場合は、ゼロの値がフィールドに示されます。
  • T/P(テイクプロフィット) — 現在ポジションの決済指値。この注文が出されなかった場合は、ゼロの値がフィールドに示されます。
  • 価格 — 金融製品の現在価格。
  • 手数料 — 取引操作の実行に支払われた手数料。
  • スワップ — 支払われたスワップ額。
  • 利益 — このフィールドには現在価格を考慮した契約の財務結果が書かれています。正の結果は取引の収益性を示し、負は損失を示しています。

口座の状況

現在のアカウントの状態はポジションの下に表示されます。

  • 残高 — 現在開いているポジション結果を含まない口座の残高。
  • 有効証拠金 — 現在開いているポジション結果を含む口座の残高。
  • 証拠金 — ポジションの保持に必要な金額。
  • 可能額 — ポジションの維持に使用できる資金額。
  • 証拠金率 — 証拠金ボリュームを口座株式の割合。
  • 約定総額 — すべてのポジションの合計財務結果。ポジションの正の結果には、残高増加アイコンが表示され、負の結果には残高減少アイコンが表示されます。

未決注文

未決注文は現在口座状況の下に示されます。

  • 銘柄 — 未決注文の金融製品。
  • 注文 — 未決注文のチケット番号(一意の識別子)
  • 時刻 — 未決注文が出された時刻。記録は YYYY.MM.DD HH:MM (年.月.日 時間:分)で示されます。
  • タイプ未決注文の種類。「売り逆指値」、「売り指値」、「買い逆指値」、「買い指値」、「買いストップリミット」または 「売りストップリミット」。
  • 数量 — 未決注文でリクエストされた数量と約定で取り扱われる数量(ロットまたはユニット)。
  • 価格 — 未決注文のトリガ価格。
  • 決済逆指値(S/L)決済逆指値注文のレベル。この注文が出されなかった場合は、ゼロの値がフィールドに示されます。
  • 決済指値(T/P)決済指値注文のレベル。この注文が出されなかった場合は、ゼロの値がフィールドに示されます。
  • 価格 — 金融製品の現在価格。
  • コメント — 未決注文のコメント。
  • 状況 — 最終欄には、「スタート済」「注文済み」などの未決注文の現在状況が表示されます。

履歴

「履歴」タブでは取引操作の履歴が表示されます。取引操作の履歴を表示するには、「約定のみ」「注文のみ」「約定と注文」の3つのモードがあり、コンテクストメニューで切り替えができます。

注文

注文

注文履歴は、以下のフィールドを持つテーブルに表示されます。

  • 時刻 — 注文の出された時刻。記録は YYYY.MM.DD HH:MM (年.月.日 時間:分)で示されます。
  • 注文 — 取引操作のチケット番号(一意の識別子)。
  • 銘柄 — 注文の金融製品。
  • タイプ — 取引操作の種類。「買」 — ロングポジション、「売」 — ショートポジションまたは未決注文の名前。 「売り逆指値」、「売り指値」、「買い逆指値」、「買い指値」、「売りストップリミット」及び「売りストップリミット」。
  • 数量 — 注文でリクエストされたボリューム(ロットまたはユニット)。最小数量とその変更ステップはブローカー、最大数量は預金サイズで制限されています。
  • 価格 — 注文で指定された、取引処理が実行されるべき価格。
  • 決済逆指値(S/L)決済逆指値注文のレベル。注文のポジションが決済されている場合は、セルが赤で「S/ L」記録がコメント欄に表示されます。この注文が出されなかった場合は、ゼロの値がフィールドに示されます。
  • 決済指値(T/P)決済指値注文のレベル。注文のポジションが決済されている場合は、セルが緑で「t/p」記録がコメント欄に表示されます。この注文が出されなかった場合は、ゼロの値がフィールドに示されます。
  • 状況 — 「Filled(約定済)」、「Partial(部分約定済)」、「Canceled(取消済)」などの発注結果
  • コメント — 注文コメントが書かれます。

下の行は、充填またはキャンセル注文数の総量などの注文の概要を示しています。

約定

約定

約定履歴は、以下のフィールドを持つ表にも表示されます。

  • 時刻 — 約定時刻。記録は YYYY.MM.DD HH:MM (年.月.日 時間:分)で示されます。
  • 約定 — 約定のチケット番号(一意の識別子)。
  • 注文 — 取引が実行された注文のチケット番号(一意の識別子)。注文に指定された数量がマーケットオファーでカバーされなかった場合複数の約定が一つの注文に対応することがあります。
  • 銘柄 — 約定の金融製品。
  • タイプ — 「売り」か「買い」の取引タイプ。
  • 方向 — 特定な銘柄での現在ポジションに相対した約定の方向(イン、アウト、またはイン/アウト)。
  • 数量 — 数量(ロットまたはユニット)。
  • 価格 — 約定実行価格。
  • 手数料 — 約定実行にかかった手数料。
  • 利益 — ポジションからのエグジットに伴う結果。エントリーには、ゼロ利益が表示されます。

一番下の行は、取引の実行結果 初期証拠金と相対的に示しています。

  • 利益 — 初期証拠金に相対した損益。損失の場合、このフィールドに損失が表示され、利益には利益が表示されます。
  • 入金 — 預金額。
  • 出金額 — 口座からの出金額。

現在の口座残高は行の一番後に表示されています。

注文と取引

履歴

このモードでは、注文や約定は商品のリクエストがどれだけ正確に処理されたかを示すツリーとして表示されます。

操作

テスト中のエキスパートアドバイザーの取引リクエストは「操作」タブに表示されます。売買リクエストに加え、 未決注文の変更やポジションの逆指値レベルなども追跡できます。

操作

取引操作の履歴は、以下のフィールドを持つテーブルに表示されます。

  • 時間 — 取引操作リクエストの時刻。記録は YYYY.MM.DD HH:MM (年.月.日 時間:分)で示されます。
  • チケット — チケット番号(一意の識別子)。
  • シンボル — リクエストされた取引操作の銘柄。
  • アクション — リクエストされたアクションの種別(取引操作の即時実行、逆指値レベルの変更等)。
  • 種別 — 取引操作の方向(売買)。
  • 数量 — リクエストされた取引操作の数量。
  • 価格 — 取引操作がリクエストされた価格。
  • S/L(ストップロス) — 取引リクエストの決済逆指値
  • T/P(テイクプロフィット) — 取引リクエストの決済指値
  • コメント — リクエストのコメント。

ジャーナル

このタブはエキスパートアドバイザーのテストに使用されたエージェントログを含みます。ジャーナルにはテスト中のエージェントとエキスパートアドバイザーの動作の全てが記録されます。

ビジュアライザーが開いている限り、 テストエージェントのログは取引プラットフォームのストラテジーテスターに送信されません。しかし、コンテクストメニューの 「ローカルエージェントジャーナル」 コマンドで取引プラットフォームを通して表示することができます。

ジャーナル

ログエントリーには2つの部分があります。

  • 時間 — イベントの日時
  • メッセージ — イベントの記述