MetaTrader 5のヘルプ

ストラテジーの最適化

ストラテジーテスターは取引ストラテジー(エキスパートアドバイザー)を実際の取引に使う前にテスト及び最適化することを可能にします。テストでは、初めにエキスパートアドバイザーが初期パラメータと履歴データを使って実行されます。最適化では、取引ストラテジーは、最も適切な組み合わせの選択を可能にす複数のパラメータセットで数回実行されます。

ストラテジーテスターは複数金融製品取引のテストと最適化に使われる多通貨ツールです。テスターは取引ストラテジーで使用されているすべての銘柄の情報を自動処理するので、手動でテスト/最適化のための銘柄のリストを指定する必要はありません。

ストラテジーテスターは、全ての利用可能なコンピュータリソースを使用できるように、マルチスレッドです。テストと最適化はユーザーのコンピューターにサービスとしてインストールされている特別なコンピューティングエージェントによって実行されます。エージェントは独立して動作し、最適化パスの並列処理を可能にします。

ストラテジーテスターには無制限の数の遠隔エージェントが接続できます。更に、ストラテジーテスターはMQL5クラウドネットワークにアクセスできます。それは、世界中の数千のエージェントを結集し、この計算能力は、取引プラットフォームのすべてのユーザーによって利用可能です。

ストラテジーテスターはエキスパートアドバイザーのテストと最適化の他にビジュアルモードでのカスタム指標の操作をテストにも使用できます。この機能によってマーケットからダウンロードされた指標のデモバージョンを簡単にテストすることができます。

最適化の方法

最適化とは、エキスパートアドバイザーの最高の組み合わせを見つけることを目的としたパラメータの異なるセットと履歴データを使用した複数の実行です。実行ごとに、異なるエキスパートアドバイザー入力パラメータがテストされ、最適のものが探されます。

「エキスパートアドバイザーと指標の購入前にテストするには」のビデオをご覧ください。

「エキスパートアドバイザーと指標の購入前にテストするには」のビデオをご覧ください。

マーケットからの購入する前に自動売買ロボットをテストする方法を学ぶためにはこのビデオをご覧ください。マーケットの製品のすべては、ストラテジーテスターでテストできる無料のデモ版を備えています。詳細はビデオでご覧ください。

テストでの自動売買ロボットを選択の方法

エキスパートアドバイザーのコンテクストメニューで「テストテスト」をナビゲーターウィンドウでクリックします。

テストでの自動売買ロボットを選択の方法

その後、エキスパートアドバイザーがストラテジーテスターで選択されます。

多通貨エキスパートアドバイザーでは、気配値表示で必要な銘柄を有効にします。

ストラテジーテスターは、複数シンボルの売買をするストラテジーのバックテストをすることが出来ます。このような自動売買ロボットは多通貨エキスパートアドバイザーと呼ばれています。

テスタは、銘柄データの最初の呼び出し時に自動的に使用される銘柄の履歴を(取引サーバからではなく)取引プラットフォームから読み込みます。不足している価格履歴データのみが取引サーバからダウンロードされます。

多通貨エキスパートアドバイザーの最適化を始める前に、テストに必要な銘柄を気配値表示 で有効にします。コンテクストメニューで「銘柄銘柄」をクリックして必要な製品を有効にします。

 多通貨エキスパートアドバイザーでは、気配値表示で必要な銘柄を有効にします。

最適化設定の選択

最適化を開始する前に、自動売買ロボット操作でテストされる金融製品、期間とモードを選択します。

最適化設定の選択

銘柄と期間

テストと最適化に使われるメインチャートを選択します。銘柄の選択はエキスパートアドバイザーに含まれ OnTick() イベントのトリガに必要です。また、選択した銘柄と期間は、現在のチャートパラメータ(例えば Symbol() と Period())を使用するエキスパートアドバイザーコードの特別な機能に影響を与えます。言い変えると、エキスパートアドバイザーが接続されるチャートはここで選択されるべきです。

テスト及び最適化の期間を選択します。事前に定義された期間の1つ、またはカスタムの時間間隔を設定することができます。カスタム期間を設定するには、右側の適切なフィールドに開始日と終了日を入力してください。

テスターには(100以上のバーを形成するために)指定された期間前のデータをダウンロードするという特徴があります。これは、より正確なテストと最適化のために必要とされます。例えば1週間の時間枠でのテストの場合、2年分がダウンロードされます。

例えば、テストの開始日が既存の履歴データの始まりに近く指定されたために追加の100足を形成するための十分な履歴データが存在しない場合は(月足と週足と特に重要)、テストの開始日は自動的にシフトします。適切なメッセージがストラテジーテスター ジャーナルに追加されます。

Forward

このオプションでは、一定の時間間隔に合わせずに最適化の結果を確認することができます。先行最適化に当たって、「日付」フィールドで設定された期間は選択された先行期間(フォワードテストの開始日を指定した際のカスタム期間の1/2、1/3、1/4)に従って2部に分けられます。

エキスパートアドバイザーの最適化は一番目の期間のデータを使って行われます。その後、最良の実行の10 %(完全アルゴリズム)または25 %(遺伝的アルゴリズム)が選択されて、先行期間でテストされます。両期間で実行された最良最適化の結果は オプティマイズ結果 及び 先行結果タブで比較できます。

Execution

ストラテジーテスターでエミュレートする取引執行モードを選択します。「通常」及び「ランダム遅延」 執行モードの2つの執行モードが用意されています。

通常モードでは、すべての注文はリクオートされることもなく、リクエストされた価格で実行されます。

ランダム遅延モードは実際の条件に限りなく近い条件でのエキスパートアドバイザーのテストを可能にします。価格は、実行前にリクエストが送信された時点から変更することがあります。注文で設定されたスリッページによって、注文は(スリッページ以内なら)現在価格で実行されるもしくはリクオートが返されます。

このモードでのテストは、このような状況の取り扱いを正しくプログラムすることができます。

遅延のシミュレーションはプラットフォームから送信されたすべての要求に対して実行されます(注文逆指値レベルの変更)。

遅延は次のように実行されます。遅延の秒数として0〜9の番号がランダムに選択されます。選択された数が 9 に等しい場合、同じ範囲から別の番号をランダムに選択されて追加されます。

したがって、0〜8秒の遅延の可能性は 90%で、9〜18秒の遅延の可能性は10 %です。

ティック生成モード

ティック生成モードをひとつ生成します。

  • 全ティックモードは、最も正確ではありますが、最も遅いモードでもあります。このモードでは全てのティックがモデリングされます。
  • 各ティックは実際のティックをベースにしているので、最大限に実際の条件に近いものとなります。金融商品ごとに証券会社によって集められた実際のティックが使用されます。シュミレーションはありません。ティックデータは大きいサイズである為、最初のテスト起動時に、証券会社のサーバーからのこのデータのダウンロードに時間がかかる場合があります。
  • 1分足OHLC ? このモードでは各分足の始値、高値、安値、終値のみがエミュレートされます。
  • 始値のみ ? このモードではOHLC価格もモデルされ、始値のみがテスト/最適化に使用されます。
  • 数値計算 ? このモードでは、テスターは、銘柄の履歴データや情報をはダウンロードされないだけでなく、ティックも生成されません。OnInit()、OnTester() 及び OnDeinit() 関数のみが呼び出されます。従って、テスターは、パラメータの選択が必要とされる様々な数値計算のために使用することができます。

詳細はこちらのセクションをお読みください。

初期証拠金及びレバレッジ

テストと最適化に使用される初期証拠金の額を指定します。通貨は現在接続されたアカウントの預金通貨に依存します。次にテストと最適化のレバレッジを選択します。

オプティマイズ

最適化モードを選択します。

  • 完全アルゴリズム(遅い) ? 選択された入力パラメータの組み合わせの全てをテストします。
  • 遺伝的アルゴリズム(速い) ? 一般的なアルゴリズムに基づいて入力パラメータの最良値を探します。
  • 気配値表示で選択されたすべての銘柄 ? 入力パラメータの入力パラメータセットを異なる取引製品でテストします。

これらのモードの詳細についてはこちらのセクションをお読みください。

  • テストでは銘柄指定にかかわらず他の銘柄の履歴データも使用することがあるのでご注意ください。テスターはエキスパートアドバイザーで使用される銘柄の全てを自動的にダウンロードします。
  • テスト/最適化する前に、メインチャート上の銘柄のすべての利用可能な価格データが自動的にサーバからダウンロードされます。インターネット接続が遅い場合には、これには非常に長い時間がかかる場合があります。
  • すべてのデータのダウンロードは1回だけ実行され、次の開始時には不足している情報のみがダウンロードされます。
  • 現在気配値表示 で選択されている銘柄のみがテスト/最適化で使用できます。
  • すべての必要な銘柄の価格データは、テストと最適化の際に、自動的にサーバからダウンロードされます。
  • テストは 00hr.00m.00s で終始します(指定された日付の)。よってテスト/最適化の開始日はテスト期間に含まれますが、終了日は含まれません。テストは、前の日の最後のティックで終了します。また、現在より後の終了日を指定することはできません。このような場合には、テストは現在の日付まで(現在の日付を含まない)実行されます。

遺伝的アルゴリズムを使った迅速な最適化は右にあるフィールドで最適化基準を選択して有効にできます。このフィールドには、パラメータ設定が基づかれる、最も成功したエキスパートアドバイザーの実行が選択されます。選択したパラメータの値が大きいほど、結果がより良いです。

After setting all the parameters click "Start". これによってテストと最適化が始まります。

  • ストラテジーテスターの設定はテストと最適化の開始時に記憶されます。
  • 通常の最適化停止(ストップボタンが押された場合)では、以前に計算された実行は全て保存されます。最適化プロセスが再開されると、それが最後に計算されたランから続行されます。

入力パラメータの選択

入力パラメータ を使うと、エキスパートアドバイザーの動作を制御し、異なる市場条件や金融製品に調整することができます。例えば、エキスパートアドバイザーのパフォーマンスを、市場分析や意思決定に使われる異なる決済逆指値決済指値、移動平均線の異なる時間軸などと実験することができます。

最適化とは、最良の結果を得るために、値と入力パラメータの異なる組み合わせをテストすることです。

最適化の入力パラメータの選択

パラメータの最適化を有効にするには、適切なチェックボックスをマークします。次に、値の開始と終了の範囲や、テストのためのステップを設定します。1つまたは複数のパラメータの選択ができます。可能な組み合わせの総数は、パラメータのリストの下に表示されます。

最適化の開始

最適化を始めるには「設定」タブの「スタート」をクリックします。最適化の進行状況が左側に表示されます。

最適化結果の表示場所

各最適化実行ランの詳細は「オプティマイズ」タブで表示されます。このタブには、自動売買ロボットの性能を評価するために役立つ、一般的なテストの結果、ならびに利益や取引数などの多くの統計値が含まれています。

詳細はテストレポートセクションをご覧ください。

最適化レポートは、列ヘッダをクリックすることで、任意のパラメータで並べ替えることができます。並べ替えによってもっとも利益のあるパラメータの組み合わせを見つけ単一のテストを実行して詳細レポートを取得します。

最適化の結果

各最適化実行では以下の値が表示されます。

  • パス — テスト実行の数。
  • 結果 — 最良のランを選択する最適化基準のパラメタ—の値。
  • 利益 — 実行後に受け取られた損益。
  • 取引数 — ランで実行された取引(損益を固定した約定)の総数。
  • プロフィットファクター — パーセントでの全損失に対する総利益の割合。1の値は、これらのパラメータが同じであることを意味します。
  • 期待利得 — 約定の平均リターンを示す統計的に算出される値。
  • ドローダウン — 株式の相対的なドローダウン、株式の最大値からパーセントでの最大の損失。最適化中のエキスパートアドバイザーによる出金はドローダウンの計算に考慮されます。
  • 回復率 — このパラメータは、ストラテジーのリスクレベル(取得した利益を獲得するリスクに置かれた資金)が表示します。これは、利益と最大ドローダウンの割合として計算されます。
  • シャープレシオ — このパラメータは、ストラテジーの効率性と信頼性を示します。これはポジション保持時の算術平均利益とそれからの標準偏差の比を反映しています。また、この値は、特定の銀行預金額の利息であるリスクフリーレートを含みます。
  • 最適化された入力 — 一般的な統計値に加えて、現在使われている入力パラメータ値が表示されます。

コンテクストメニューコマンドを使うと、上記の欄のいくつかを表示/非表示することができます。

  • 最適化がフォワードテストを含む場合、このタブは対応するバックテストとフォワードテストの最適化パラメータ(最適化基準)を宇組みます。バックテストとフォワードテスト結果の切り替えはコンテクストメニューでできます。
  • 最適化結果にダブルクリックすると、そのランに使われたパラメータでのエキスパートアドバイザー テストが開始します(最適化が終了している場合)。
  • 遺伝的最適化では、テストラン(ポピュレーションメンバー)は一つ前ランと同じパラメータ(遺伝子)を持つことができます。この場合、このランは同じテスト結果を有するので、結果タブには表示されません。しかし、オプティマイズグラフには、最良の結果を検索のためにすべてのテストを可視化するために表示されます。
  • 最適化の実行の赤い背景は、エキスパートアドバイザーの操作中にエラーが起こったことを示します。適切なメッセージはテスターログにも追加されます(「tested with error」)。

サードパーティソフトウェアでの最適化の結果の分析

例えば、Office Excelのようなサードパーティ製のプログラムで結果を分析するためには、最適化レポートは、コンテクストメニューの「XMLにエキスポートXMLにエキスポート」でファイルとして保存することができます。

最適化の間に得られたすべてのパラメータと特性の数値は platform_data_folder/tester/cache/にXMLファイルとして保存されます。ファイルは ExpertName.Symbol.Period.GenerationMode.xml 形式に従って命名されます。ここで

  • ExpertName — 最適化されたエキスパートアドバイザーの名称
  • 銘柄 — 金融製品
  • 期間 — 時間枠(M1、H1、...)
  • 生成モードティック生成モード(0 — 全ティック、1 —1分足OHLC、2 — 始値のみ)
  • 遺伝的最適化の中間結果は各世代の計算後に(platform_data_folder/tester/cache/*.gen ファイルで)キャッシュに保存されます。従って、最適化プロセスは、いつでも中断することができます。たとえ遺伝的最適化の過程が外部要因(例えば停電)の結果として中断されても、最適化の再起動時には自動的に最後に計算された世代から続行されます。遺伝的最適化キャッシュは最適化設定が変更されるか最適化が完成するまで保存されます。
  • 通常の最適化停止(ストップボタンが押された場合)では、以前に計算された実行は全て保存されます。最適化プロセスが再開されると、それが最後に計算されたランから続行されます。

最適化結果の可視化

取引プラットフォームのストラテジーテスターは最適化の結果を提示するための強力な可視化システムを提供します。「オプティマイズグラフ」を開きます。このタブには複数のチャートタイプがあり、コンテクストメニューで切り替えることができます。

ゼロライン(プレーン)

フラット以外の はすべてゼロライン(または立体チャートの場合はペイン)を持ちます。バランス値が最適化基準として使われた場合、この線は通常初期証拠金を示し、損失と利益を別々に可視化することができます。他の場合はすべて最適化基準のゼロ値で引かれます。

結果グラフとリニアチャート(1D)

最適化結果のグラフは自動的に開きます。エキスパートアドバイザーの各入力パラメータでの実行は、グラフの点として表されます。パスの数は横軸に示され、最適化基準であるパラメータの値が縦軸に示されてます。

結果グラフとリニアチャート(1D)

リニアチャート(1D)は横軸として選ばれた最適化パラメータに依存する最適化基準(縦軸)として選択されたパラメータの変形を表します。横軸のパラメータは、コンテクストメニューで「X軸」コマンドを使用して選択します。

フラットチャート(2D)及び立体チャート(3D)

二次元グラフモードでは、最適化のために使用される選択されたパラメータの変形は、両方の軸上に示されています。最適化基準の変形は色のグラデーションで表されます。色が深いほど最適化基準の値が高いです。

フラットチャート(2D)及び立体チャート(3D)

3次元可視化モードでは、最適化のために使用される選択されたパラメータの変化は、XY両軸上に示されます。最適化基準の変形は色のグラデーションで表されます。

縦軸と横軸のパラメータを選択するには、コンテクストメニューの「X軸」と「Y軸」コマンドを使用します。

マウスを使用した3D チャート管理

  • チャートを移動するには、マウスの左ボタンでグラフの中央部をつかんでカーソルを移動します。
  • 垂直軸の周りにチャートを回転させるには、中央部以外チャートをつかむとカーソルを移動します。
  • 水平軸の周りにチャートを回転させるには、「Ctrl」キーを長押ししたままマウスホイールを回転させます。
  • チャートでズームイン/アウトするには、チャートの中央部でマウスの左ボタンを長押ししながら「Ctrl」を押してマウスカーソルを垂直方向に動かします。
  • ゼロプレーンを動かすには、チャートの中央部以外でマウスの左ボタンを長押ししながら「Ctrl」を押してマウスカーソルを垂直方向に動かします。
  • チャートの初期位置に戻るには、その中央部にダブルクリックします。

キーボードを使用した3D チャート管理

アクション

キー

グリッドの(非)表示

G

色での塗りつぶしと線での塗りつぶしの切り替え

Space

カメラを上に移動(チャートを下に移動)

上矢印

カメラを下に移動(チャートを上に移動)

下矢印

カメラを右に移動(チャートを左に移動)

右矢印

カメラを左に移動(チャートを右に移動)

左矢印

カメラを近づける(チャートにズームイン)

プラス

カメラを遠ざける(チャートからズームアウト).

マイナス

横軸に沿ってグラフを下向きに回転

Home

横軸に沿ってグラフを上向きに回転

Page Up

縦軸に沿ってグラフを逆時計回りに回転

End

縦軸に沿ってグラフを時計回りに回転

Page Down

ゼロプレーンを1つ上に移動

Ctrl+上矢印

ゼロプレーンを1つ下に移動

Ctrl+下矢印

ゼロプレーンを10単位上に移動

Ctrl+Page Up

ゼロプレーンを10単位下に移動

Ctrl+Page Down

ゼロプレーンをグラフの最大値に移動

Ctrl+Home

ゼロプレーンをグラフの最小値に移動

Ctrl+End

ゼロプレーンの透明性を増加

Ctrl+プラス

ゼロプレーンの透明性を減少

Ctrl+マイナス

ゼロプレーンの透明性を最大限に増加(消える)

Ctrl+右矢印

ゼロプレーンの透明性を最少限に減少(完全に透明でなくなる)

Ctrl+左矢印

初期化グラフ設定にリセット

テンキーの「5」キー

最適化されていない先行期間の自動売買ロボットのテスト

フォワードテストは、異なる期間での最良の最適化の結果の繰り返した実行です。この機能を使用すると、履歴データの特定の領域でのパラメータフィッティングを回避することができます。

フォワードテストを始めるには「設定」タブの「フォワード」フィールドで全体の期間を選択します。

  • No — フォワードテストが使用されない
  • 1/2 — 指定された期間の半分がフォワードテストに使用される
  • 1/3 — 指定された期間の三分の一がフォワードテストに使用される
  • 1/4 — 指定された期間の四分の一がフォワードテストに使用される
  • カスタム — フォワードテストの開始日を手動で指定する

先行期間

  • 総期間の第2(最新)の部分は、常にフォワードテストのために使われています。
  • フォワードテストの開始日はオプティマイズグラフの垂直線として表示されます。

選択された部分は「日付」フィールドで指定された値によって分離されます。最初の部分は、バックテストの期間であり、2つ目は、フォワードテストの期間です。

エキスパートアドバイザーの完全な最適化(高速または低速)はバックテストの期間で行われます。その後、最良の実行の10 %(完全アルゴリズム)または25 %(遺伝的アルゴリズム)が選択されて、先行期間でテストされます。

フォワードテストのパス数には下限値があります。ベストランの数が256未満である場合にはベストランの数が256に達するまでフォワードテストには追加のテストが使用されます。ランの総数が256未満である場合、すべてのランがフォワードテストに使われます。

バックテストと先行テストは「オプティマイズ結果」(コンテクストメニューで「先行テスト結果」を選択) 及び「先行結果」タブで比較できます。両結果が同じなほど、エキスパートアドバイザーは実際の取引で良い結果をもたらします。

先行期間でのオプティマイズ結果の可視化は「先行テストグラフ」タブで見られます。バックテストの結果との切り替えにはコンテクストメニューを使用します。

先行オプティマイズ結果

テスト結果の詳細は「オプティマイズ結果の表示場所」及び「オプティマイズ結果の可視化」セクションをお読みください。

エージェントを使用したマルチスレッドテスト

マルチスレッドストラテジーテスターはすべての利用可能なコンピューターリソースを使用します。テストと最適化はユーザーのコンピューターにサービスとしてインストールされている特別なコンピューティングエージェントによって実行されます。エージェントは独立して動作し、最適化パスの並列処理を可能にします。

ローカル、遠隔、クラウド(MQL5クラウドネットワーク)の3種類のエージェントが使用できます。ローカルエージェントは取引プラットフォームのインストール時に自動にインストールされます。その数は、コンピュータの論理コアの数に等しいです。

遠隔及びクラウドエージェントは他のコンピューターで実行されます。エージェントについての詳細は「エージェントのローカルファームを使用して最適化をスピードアップする方法」及び「MQL5クラウドネットワークを使用して最適化をスピードアップする方法」をご覧ください。

ストラテジーテスターの「エージェント」セクションを開いて最適化に使用したいエージェントタイプを選択します。

テストエージェント

ヒントと機能

  • ラップトップのバッテリーを節約するには、ローカルエージェントを無効にし遠隔及びクラウドエージェントのみを使用します。
  • テスト/最適化が手動で終了されなかった場合(ストップボタンが設定タブで押されず取引プラットフォームも閉じられなかった)、使用されたローカルエージェントのプロセスは5分間コンピューターメモリーからアンロードされません。この機能によって、同じエキスパートアドバイザーを同じ銘柄、時間枠と期間で再テスト/再最適化する場合、価格履歴を準備してエージェントプロセスを開始することによる遅延を回避することができます。
  • プラットフォームのインストールではローカルエージェントのみがインストールされます。これらはローカルプラットフォームのストラテジーテスターのみで使用されます。グローバルMQL5クラウドネットワークにも接続できる遠隔エージェント手動でのみインストールできます。

エージェントのローカルファームを使用して最適化をスピードアップする方法

より多くのコアを持つプロセッサを購入することはできますが、これによって同時タスクの数を乗算することはできません。ローカルネットワーク内のプロセスエージェントで独自のファームを作成することができます。

エージェントファームの作成の方法

ローカルネットワークの各コンピューターにエージェントをインストールします。コンピューターにプラットフォームがインストールされている場合は「ツール」メニューでテストエージェントマネージャーを開きます。

ストラテジーテスターエージェントマネージャー

他の場合、エージェント管理に使用される別個のMetaTrader5ストラテジーテスターエージェントアプリケーションをダウンロードして、簡単なインストールを行います。

マネージャーの「サービス」タブで下記を行います。

  • インストールするエージェントの数を選びます。これはコンピュータの論理コアの数に応じてインストールされます。
  • エージェントを接続するにはパスワードを入力します。
  • 接続ポートの範囲を選択します。
  • 「追加」をクリックします。

インストール後、エージェントは、ローカルネットワーク上の他のコンピュータから使用できます。

遠隔エージェントは64-ビットシステムを必要とします。

トラフィックやディスク容量の節約だけでなく、セキュリティ上の理由により

  • エキスパートアドバイザーメッセージ(Print() 関数)や取引操作に関するメッセージは操作ログに追加されません。
  • DLLは遠隔エージェントでは呼び出しできません。

エージェントの接続の方法

ストラテジーテスターを開きます。「エージェント」タブで「ローカルネットワークファーム」を選択し、コンテクストメニューで「追加」をクリックします。

遠隔エージェントの追加の方法

最も簡単かつ速いのは、ローカルネットワークで自動的にIPアドレスとポートの範囲をスキャンすることです。それらを選択して、インストール時に指定したエージェントの接続パスワードを入力します。

LANでのエージェントの検索

「完了」をクリックすると見つかったエージェントはすべてテストに利用できるようになります。

エージェントを追加する他の方法は下記の通りです。

  • エージェントの追加(IPアドレスかドメイン名)— エージェントがインストールされているサーバのIPアドレスまたはドメイン名とエージェントに接続するためのポートとパスワードを指定します。
  • *.mt5 ファイルからインポート— オプションを選択し「次」をクリックしてエージェントインポートに使われる*.mt5 ファイルを指定します。

MetaTester5 エージェントマネージャを使用してコンピュータにインストールされたエージェントは、同じコンピュータ上でも遠隔エージェントとして接続することができます。計算中にプロセッサコアが余分な計算能力を持っている場合、すべてのコンピューティング能力を使用するためにより高い負荷がかかることがあります。

エージェント設定の変更の方法

設定の変更にはコンテクストメニューの「編集編集」をクリックします。

エージェント設定

設定ウィンドウには下記のフィールドが使用可能です。

  • 名前 — エージェント名
  • アドレス — コロンで区切られたエージェント接続のためのIPアドレスとポート
  • パスワード — 接続パスワード
  • 有効 — このオプションはテストと最適化の際にエージェントの使用を有効/無効にすることができます。

ローカルエージェントの設定ではそれらを有効/無効にするオプションのみが使用できます。

遠隔エージェント設定のインポートとエクスポート

遠隔エージェント設定の簡易化のために、プラットフォームは設定のインポート/エクスポート機能を用意しています。設定ファイルは *.mt5 拡張子を持ちます。インポート/エクスポート機能は「エージェント」タブのコンテクストメニューにあります。

設定ファイルは 名前;アドレス:ポート;パスワード;説明;有効の形式を持ちます。

  • 名前 — エージェント名
  • アドレス:ポート — コロンで区切られたエージェント接続のためのIPアドレスとポート
  • パスワード — 接続パスワード
  • 説明 — エージェントが実行されているハードウェアの説明
  • 有効 — エージェントの操作モード:1 — 有効、0 — 無効

異なるエージェントの設定は、改行で互いに分離されています。

MQL5クラウドネットワークを使用しての最適化のスピードアップの方法

MQL5クラウドネットワークは数千台のコンピュータのリソースを使用した、エキスパートアドバイザーの最適化を可能にします。ネットワークは、遠隔エージェントを結合し、それらに最適化タスクを分散します。ストラテジーテスターはクラウドネットワークを地理的に分散された(例:MQL5クラウドヨーロッパ)複数のアクセスポイントを介して接続します。

MQL5クラウドネットワークの機能

  • MQL5クラウドネットワークのリソースは完全なアルゴリズム(遅い)のみに使用されます。
  • 遺伝的最適化では、単一のアクセスポイントのエージェントが使用されます。これは、遺伝的アルゴリズム特定の機能と関係します。
  • 遺伝的最適化モードは、最適化ステップの総数が一億を超えた場合に自動的に有効にされます。
  • MQL5クラウドネットワークは64-ビットシステムを必要とします。
  • MQL5クラウドネットワークの使用に加えて、ご自身のCPUコンピューティングパワーをネットワークに提供することもできます。遠隔エージェントをインストールしてネットワークに含むには、特別なユーティリティーであるMetaTesterを使用します。
  • MQL5クラウドネットワークの詳細は公式サイトで読むことができます。

MQL5クラウドネットワーク使用料の支払い

  • MQL5クラウドネットワークのエージェントの使用は有料です。使用料の計算法は別のセクションで説明されています。クラウドエージェントのリストの上部には現在のMQL5.communityアカウントの残高が表示されます。
  • MQL5クラウドネットワークを使用するには、ユーザーはMQL5.communityアカウントに少なくとも1US ドルを持たなければなりません。タスクは、同時に複数のアクセスポイントへのパッケージの中に渡され、ユーザーはそのタスクの完了に支払うことができなければなりません。ネットワークは、計算の開始前に正確に推定することができない時間と計算に必要なリソースとして、正確なコストを計算することができません。

MQL5クラウドネットワークの有効化

ネットワークエージェントを使用するには、コンテクストメニューで「有効有効」を使用します。MQL5クラウドネットワークは有料で、ユーザーはすべてのアカウント操作に必要なMQL5.communityウェブサイトアカウントを所有しなければなりません。アカウントの詳細はプラットフォーム設定のMQL5.communityタブで指定されます。

MQL5クラウドネットワークエージェントを有効にする前にMQL5.communityアカウントの詳細が指定されていない場合は、指定することが促されます。

MQL5クラウドネットワークの有効化

ウェブサイトで登録していない場合新規アカウント作成リンクを使用します。

MQL5クラウドネットワークを使用した計算の開始

従来の最適化と同様に、すべてのテストオプションとエキスパートアドバイザーの入力パラメータは設定される必要があります。「エージェント」タブでは、ストラテジーテスターが利用可能なエージェントにどのようにタスクを分散するかがモニターできます。各アクセスポイントで利用可能及び現在使用されているエージェントの数が表示されます。

MQL5クラウドネットワークエージェントを使用した分散コンピューティングの実行

トレーダは、合理的な時間内に最適化パスの数十万を実行する必要があります。マルチスレッド ストラテジーテスターとMQL5クラウドネットワークの使用によって、ネットワークなしで数日を必要とする計算を1時間で完了することができます。取引プラットフォームからは数千のコアのコンピューティングパワーが直接利用可能です。