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メタテスターと遠隔エージェント

メタテスターと遠隔エージェント

エキスパートアドバイザーは、算出に使われるコンピューターでの別なサービスである「エージェント」によってテストまた最適化されます。エージェントはローカルか遠隔です。

ローカルエージェントは取引プラットフォームがインストールされたコンピューターに自動的に作成されます。ローカルオブジェクトの数は、コンピュータ内のコアの数に対応しています。

遠隔エージェントはコンピューターにインストールされた専門的なサービスで、ストラテジーテスターのエキスパートアドバイザーのテストと最適化に使用されます。エージェントは数に制限なくプラットフォームに接続することができます。各エージェントが別々のプロセスで実行されるため、遠隔エージェントの使用はストラテジーの最適化を目覚ましく速めます。遠隔エージェントのストラテジーテスターへの接続過程は別セクションで説明されています。

  • 遠隔エージェントはグローバルなクラウド・コンピューティング・ネットワークであるMQL5クラウドネットワークに接続できます。
  • 遠隔エージェントは64-ビットシステムを必要とします。

遠隔エージェントは、取引プラットフォームのインストールフォルダーにある特別なアプリケーション「metatester.exe」を使用して独自のサービスとしてオペレーティングシステムにインストールされます。

トラフィックやディスク容量の節約だけでなく、セキュリティ上の理由により

  • エキスパートアドバイザーメッセージ( Print() 関数)や取引操作に関するメッセージは操作ログに追加されません。
  • DLLは遠隔エージェントでは呼び出しできません。

ファイルとフォルダ

サービス情報の保存のために、MetaTesterはアプリケーションが位置するディレクトリに「Tester」フォルダーを作成します。ここには下記のフォルダーとファイルが含まれます。

フォルダとファイル

説明

サブフォルダ

説明

Agent-IP-address-port

フォルダーはテスターの各エージェントに対応して作成されます。フォルダ名は、エージェントが動作しているIPアドレスとポート番号が含みます。

logs

エージェントの操作ログはこのフォルダーに保存されます。

bases

エージェントが使用する履歴データは、このフォルダに保存されます。

Manager

このディレクトリはMetaTesterコンポーネントログを含みます。

エージェントのログファイルは2日後、またはサイズが1ギガバイトを超えた場合に自動的に削除されます。

MetaTesterの操作

ローカルネットワークやインターネットを介して、お使いのコンピューターの計算力を取引プラットフォームと共有するには、遠隔エージェントをインストールします。エージェントは特別なユーティリティープログラムである MetaTesterを使ってインストール及び管理できます。MetaTesterは通常の取引プラットフォームパッケージに含まれています。metatester.exeをプラットフォームのインストールフォルダーから実行します。

  • テストエージェントは取引プラットフォームとは別に任意のコンピューターにインストールできます。このためには、コンピューターに metatester64.exe ファイルをコピーして実行します。サービスファイルとフォルダ—はMetaTesterアプリケーションが位置するディレクトリーにインストールされます。metatester64.exe ファイルはインストーラーかつ、エージェント操作に必要な実行ファイルです。
  • エージェントは 64-ビットシステムのみにインストール可能です。

MetaTesterアプリケーションウィンドウにはタブがいくつかあります。

概要

概要

このタブはエージェントの使用に関したお役立ち情報を表示します。また、エージェント及び実施したテストの数とかかった時間に関する統計情報が表示されます。統計データは2つのエージェントの動作モードで使用できます。

  • ローカル統計
    ローカルモードでは、エージェントは、コンピュータにインストールされたサービスとして使用されています。接続には指定されたアドレスとパスワードが必要です。
  • MQL5クラウドネットワーク 統計
    個のモードでは、エージェントは特別なMQL5クラウドネットワーク内で動作します。

サービス

サービス

このタブではお使いのコンピューター上のエージェントを管理できます。テストエージェントをインストールするには、下記を指定します。

  • エージェント— インストールしたいエージェントの数。論理的なプロセッサコアと同じ数のエージェントをインストールすることをお勧めします。
  • パスワード— エージェント接続に使用されるパスワード。パスワードはストラテジーテスターでのエージェントの追加時に指定される必要があります。
  • TCP ポート— エージェントの動作に使用されるポートの範囲(または1つのエージェントをインストールする1つのポート)。ポート番号はストラテジーテスターからエージェントに接続する場合にも必要です。

エージェントをインストールするには「追加」をクリックします。エージェントはタブの最上部で指定されたIPアドレスでインストールされます。エージェントに接続するにはこのアドレスを使用します。

エージェントをインストールして管理するには、システム上での管理者権限が必要です。

インストールされたエージェントのリストはウィンドウの下部に表示されます。

  • サービス — エージェントがオペレーティングシステムで実行されているサービスの名前。この名前は自動的に割り当てられます。
  • ポート — エージェントが動作しているポートの番号
  • パス — エージェントによって実行されたテストの数
  • トラフィック 受/送 — エージェントのトラフィックの量
  • クラウド — ネットワーク接続状況。このオプションでは、エージェントの、クラウド・コンピューティング・ネットワークからのタスク受信を保証することができます。
  • 状況 — エージェントが実行中か停止中か

コンテクストメニュー

インストールされたエージェントはコンテクストメニューコマンドで管理できます。

  • スタート スタート — 選択されたエージェントを開始します。
  • ストップ ストップ — 選択されたエージェントのプロセスを停止します。システム内の適切なサービスも停止し、エージェントへの接続は不可能になります。
  • 再起動 再起動 — 選択されたエージェントを停止して再起動します。
  • 更新 更新 — インストールされたエージェントのリストを更新します。
  • エキスポート エキスポート — エージェント設定を *.mt5 ファイルにエキスパートします。これらの設定はインストールされたエージェントに接続するために取引プラットフォームにインポート出来ます。
  • アンインストール アンインストール — 選択されたエージェントをアンインストールします。

エージェントの実行はMetaTesterウィンドウが閉じられても停止しません。エージェントを停止するには、コンテクストメニューで適切なコマンドを実行します。

MQL5クラウドネットワーク

MQL5クラウドネットワークは、遠隔エージェントを単一のクラウドネットワークに統合するための特別なシステムです。その主な利点は次のとおりです。

  • 無料または商業ベースで、あなた自身のエージェントを提供し、サードパーティのコンピューティングパワーを使用することができます。
  • エージェントのネットワークアクセスを設定する必要はありません —MetaTesterとMQL5クラウドネットワークが自動的にタスクをエージェント間に分散します。
  • Convenient control of agents from the MQL5.community ユーザープロファイル。

MQL5クラウドネットワーク

このタブは分散コンピューティングであるMQL5クラウドネットワークの使用の管理を含みます:コンピューターリソースをMQL5.communityアカウントを通じて販売する。

このオプションをチェックすることにより、あなたの遠隔エージェントはMQL5クラウドネットワークを通じて提供されます。各エージェントサービスは、予め設定されたスケールによってネットワークで利用できるようになります。

エージェントは、MQL5クラウドネットワークへの接続されながらIPアドレスとパスワードを利用しての通常の遠隔接続にも使用できます。

リソースの使用に課金する場合、適切なフィールドでお使いのMQL5.communityアカウントを指定します。エージェントの使用料は、指定されたアカウントにMQL5.communityの内部ペイメントシステムから入金されます。

アカウントをお持ちでない場合は「MQL5.communityアカウントを新規登録...」をクリックして作成できます。

  • アカウントを示すときにはご注意ください。アカウントが有効でない場合は、エージェントサービスが他のユーザーに無料で提供されます。
  • エージェントのネットワーク内での状態はMQL5.communityプロファイルの「エージェント」タブで管理できます。

スケジューラ—

スケジューラ—

このタブでは MQL5クラウドネットワークでの遠隔エージェントの使用スケジュールを設定・管理することができます。

エージェントが利用可能な時間は青、使用できない時間は明るい色で示されています。作業/非作業時間を切り替えるには、適切な四角をクリックしてください。1 日のすべての時間をマークするには、行の最後のアスタリスクをクリックしてください。

このスケジュールは通常のIPアドレスとパスワードを使用した遠隔接続の利用可能時間に影響するものではありません。

コンソールコマンド

コマンドラインからエージェントを操作するには metatester.exe ファイルのコンソールコマンドを使用します。

  • /install /address:address:port /password:password — エージェントを指定されたIPアドレス、ポートとパスワードでインストールします。例は metatester.exe /install /address:192.168.0.1:1950 /password:gj1sfj です。
  • /uninstall /address:address:port — 指定されたIPアドレスとポートでインストールされたエージェントを削除します。
  • /start /address:address:port — 指定されたIPアドレスとポートでインストールされたエージェントを開始します。
  • /stop /address:address:port — 指定されたIPアドレスとポートでインストールされたエージェントを終了します。
  • /restart /address:address:port — 指定されたIPアドレスとポートでインストールされたエージェントを再起動します。
  • /help — コンソールコマンドのヘルプを開きます。

コマンドラインを使用してエージェントを削除するには、以下のコマンドを実行することができます。

  • sc stop "エージェント名"(このアクションはエージェントが実行されている場合に必要です)
  • sc delete "エージェント名"

例として、既に停止されたエージェント「MetaTester-1」を削除するには、下記のコマンドを実行します。

sc delete "MetaTester-1"