MetaTrader 5ビルド1150:マーケットでの簡単な購入、履歴でのデバッグ、取引のフィード

MetaTrader 5の何が新しくなったのか

22 5月 2015

マーケット

  1. 新しい『直接』購入のメカニズムをご紹介します。マーケットでのトレードロボットまたはインディケータの購入が更に簡単になりました。購入の為にMQL5.communityのアカウントを作成する必要もありません。

    ワンステップで購入
    購入を完了する為に、MQL5.communityに行き、アカウントに入金をする必要はありません。これからは、プラットフォームの支払いシステムから、直接製品のお支払が可能です。様々な支払いシステムを参照することなく、マーケットでの購入履歴を明瞭にするために、初めにあなたのMQL5.communityのアカウントに必要な額が入金され、それからアカウントから製品への支払いが行われます。

    このように、いつでも自分の全支払い履歴をMQL5.communityアカウントを通じて確認することができます。




    登録せずに購入
    これからは、MQL5.communityのアカウントがなくてもお買い物をすることができます。『購入する』ボタンを押すだけで、支払いシステムのうちの一つを通じて、製品購入の支払いを行えます。



    その後、支払い手続きを完了する、支払いシステムのページへと飛びます。



    購入後にMQL5.communityのアカウント登録を行うことを強くお勧めします。これを行うことで、あなたが購入した製品が自動的にアカウントに接続されます。それによって、他のコンピュータで製品を更新したり、インストールすることができるようになります。

MetaEditor

  1. ヒストリカルデータ上でのエキスパートアドバイザやインディケータのデバッグ機能が追加されました。以前は、デバッグはリアルタイムモードで更新されるチャート上でのみ行うことができましたが、

    これからは、プログラムの動作を関心のある履歴上で確認することができます。デバッグは、ストラテジーテスターのビジュアルテストモードで行われます。プログラムは、ティックシーケンスのテスターでモデル化されたものに基づいて作成されたチャート上で起動します。

    MetaEditorの設定で、デバッグに必要なパラメータ(通貨ペア、タイムフレーム、インターバル、実行モード、ティック作成、初期証拠金、レバレッジ)を設定してください。これらのパラメータが、ビジュアルテストに適用されます。



    プログラムのコードでブレークポイントを配置し、その後ヒストリカルデータでデバッグを起動してください。



    この後、ビジュアルモードが起動し、デバッグのプロセスが開始します。




バーチャルホスティング

  1. 『バーチャルホスティング』サービスに、多くの改良と修正が加えられました。

    多くの変更事項は、LinuxとMac OSのコンピュータ上のWineの動作に関わるものでした。これからは、バーチャルサーバーは正常に割り当てられ、通常モードで利用することができます(移行の実行、リソース消費の監視、ログの参照)。


    操作ログにも変更が加えられました。非常に多くの記録がリクエストされた場合、指定された期間の最初の記録の部分のみロードされます。これはログが膨大な場合の、パフォーマンスの低下を防ぐものです。これからは、操作ログのより後の記録をダウンロードする為に、リクエストの日付を変える必要はありません。参照画面で最後の行を選択し、PgDnキーを押してください。




取引ターミナル

  1. その他の商品による未決ポジションを確保する為に資産として使用することができる、非取引商品の特別なタイプのサポートが追加されました。例えば、トレーダーは物理的に一定量の金を証拠金で持ち、それを未決ポジションの担保として使用することができます。

    このような資産は、未決ポジションとして表示され、価格はContract size×Lots×Market Price×Liquidity Rateの式で求められます。

    • Contract size - 契約サイズ
    • Lots - ロットボリューム
    • Market Price - 商品の現在の市場価格
    • Liquidity Rate - 流動性比率 - ブローカーが担保として使用を許可している資産の割合


    資産(Assets)は、自己資本(Equity)に加えられ、口座上の取引操作量を増加させるフリーマージン(Free Margin)サイズを増加させます。

    このように、様々なタイプの担保を持つ口座を作成できるようになりました。


    引用した例では、トレーダーは現在の市場価格では1210.56米ドルの価値を持つ1オンスの金を持っています。この数値は自己資本とフリーマージンに加えられたものです。このように、トレーダーは残高がゼロの状態でも、取引を続けることができます。

  2. 新しいマーケットデプスは、ティックチャートとチャート上の取引フィード(Time&Sales)を備えています。

    これからは、実際の取引価格が中継される株式商品の為に、マーケットデプスはティックチャートを表示します。このチャートでは、取引所で締結した全ての取引がマークされます。

    • 赤い丸ー売り取引
    • 青い丸ー買い取引
    • 緑の丸ー取引種別が定義されていない。取引所が取引種別を中継していない場合に使用されます。この場合、種別はAskとBid価格に対する取引価格で判別されます。買い - Ask価格(またはそれ以上)で取引が行われた場合。売り - Bid価格(またはそれ以下)で取引が行われた場合。取引価格がBidとAskの間にある場合、種別は未定義とみなされます。

    円のサイズが大きければ大きいほど、決済量も大きくなります。取引量は、ティックチャートの下のヒストグラムとしても表示されます。



    上部と下部に現在の買いと売りの総量が表示されます。

  3. 商品選択ダイアログに取引銘柄の期日を表示する欄と、期限切れの商品を非表示にするオプションが追加されました。また、期限が切れた契約を現在のものへ自動で変更する機能が追加されました。



    よりコンパクトに表示する為に、全ての期限切れの銘柄が非表示にされます。これは特に先物市場で取引をする際に便利です。『最終取引日』のパラメータで定義される期限切れの銘柄は、アクチュアルではないとみなされます。この日付は銘柄一覧の『失効』の列に表示されます。全ての銘柄を参照するには、『期限切れ契約を表示』オプションを有効にしてください。

    利便性の向上の為に銘柄リストが、自動でソートされます。

    • 始めに期限なしの銘柄
    • 直近の日付から始まる期限有りの銘柄
    • 直近の期限の切れたものから始まる期限切れの銘柄
    • アルファベット順

    期限切れの銘柄を現在のものに変更する為に、『気配値表示』ウィンドウのコンテキストメニューの『自動削除』オプションを使用します。



    ターミナルの再起動時に、期限切れの銘柄は非表示になり、その場所に最もアクチュアルなものが追加されます。例えば、期限の切れた先物契約LKOH 3.15が、次の契約の同じ原資のKOH 6.15に置き換えられます。

    この時、エキスパートアドバイザが起動されていない場合にのみ、開いているチャートに対応する銘柄の置き換えが起こります。

  4. ポジションの有無やロングポジションの配置に応じた、マーケットデプスの取引ボタンの状態の更新が修正されました。ポジションがない場合、Closeボタンは非アクティブになります。ショートポジションを持つことが禁止されている場合、Sellボタンは非アクティブになります。

  5. インターフェースの高解像度の画面(4K)での動作の適応作業を続けています。
  6. 取引ボリュームが最小値未満の時、Request Executionモードで決済するポジションボリュームのチェック時のエラーが修正されました。
  7. いくつかのケースで、1つのディレクトリからいくつかのターミナルを起動することができたエラーを修正しました。
  8. 様々な言語での経済指標カレンダーのサポートと自動フィルタリングが追加されました。フィルタリングはターミナルのインターフェイス言語によって行われます。
  9. 操作ログビューアに、操作ログの出力記録による検索機能が追加されました。



    ワード/フレーズの検索は、出力した操作ログの記録によって行われます。
  10. クライアントターミナルにタイ語の翻訳が追加されました。
  11. クライアントターミナルのヒンディー語の翻訳が更新されました。

MQL5

  1. 新しいGetMicrosecondCount関数が追加されました。この関数はMQL5プログラムの動作開始時から経過したマイクロ秒数を返します。
    ulong  GetMicrosecondCount();
    この関数は、追加のプログラムの実行プロファイルや、『ボトルネック』を識別する為に使用することができます。

  2. ENUM_OPENCL_PROPERTY_INTEGER列挙に、バイト単位でのOpenCLバッファの実際のサイズを返すCL_BUFFER_SIZEチャートプロパティが追加されました。プロパティはCLGetInfoInteger関数を使用して取得することができます。
  3. WebRequest関数のエラー通知が修正されました。関数の使用のエラー時に、result配列はエラー記載を含みます。
  4. マクロスのコンパイル時のエラー群を修正しました。
  5. ソート機能とrraySort、ArrayBsearch、ArrayMinimum、ArrayMaximum配列内の検索は、多次元配列を使用して動作します。ソートと検索は、配列の最初の(ゼロの)インデックスでのみ行われます。以前はこれらの関数は、一次元配列でのみ動作します。

Tester

  1. MQL5:ビジュアルテストの動作にいくつかの修正と改良が加えられました。ツールパネルを介したテストのスピード調整がよりスムーズになりました。

クラッシュログで報告された不具合を修正しました。

ドキュメントが更新されました。

LiveUpdateシステムを介して更新されます。